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【ドイツで3年間の不妊治療】始めたきっかけとメンタルの保ち方~Kinderwunsch~

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こんにちはドイツ在住のぬこです。

今回は私たちがなぜドイツで不妊治療することになったのか、治療中のメンタルの保ち方などについてまとめます。

ドイツでの不妊治療の記事はこちらから読めます。

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すぐに子どもができると思っていた

なんとなく「子どもはすぐに授かることができるだろう」と私たち夫婦は勝手に思っていたので、結婚して数年はそこまで真剣に妊活について考えていませんでした。

年齢的にそろそろ子どもが欲しいと思ってから妊活を始めましたが、なかなか授からない…これが私たちに突き付けられた現実でした。

将来のことを考えた時に「あの時どうして不妊治療をしなかったのか」と後悔するのが嫌だったので、不妊治療を始めることを決めました。

終わりの見えない状況が不安

検査の結果、お互いの健康状態には何の問題もなし。

原因のわからない不妊なので自分たちにできることが何かわからず、ゴールの見えない治療に常に不安を感じていました。

ネットや本を読み漁る

ネットにある不妊に効く方法、YouTubeの妊活チャンネル、本に書いてある食事方法など、当時はできるだけ多くの情報を得てそれを実践したりもしました。

サプリを買い漁ったり、漢方を飲んでみたりしたけど、一切結果には繋がらず…

夫婦でたくさん調べて実践してきましたが、だんだんと疲れてきて長くは続きませんでした。

親からのプレッシャーを感じる

日本に一時帰国するたびに私の親は「同級生の○○ちゃんは子どもが生まれた」「△△ちゃんはもう2人目が生まれた」などなど、子どもの話を必ずするようになりプレッシャーに。楽しい日本滞在のはずなのに毎回憂鬱な気分でした。

たまたま体調不良の時に「妊娠しているんじゃない?」と言われた時には、もう老害だと思いました。

親戚からも「もう子どもいらないんでしょ?」と決めつけをされ…それ以来、関わることを辞めました。

こんな状況から親や親戚には子どもを望んでいること、不妊治療をしていることは一切言いませんでした。

友達の妊娠報告を素直に喜べない

友達から妊娠・出産報告を受けましたが、心から祝福できたかと言うと自信はありません。

「私たちはこんなに悩んでいるのに、なぜ?」

「私は母親になる資格がないのか?」

自分だけが取り残されたような気持ちになりました。

妊活がスムーズに進んだ人からしてみれば「どうして子どもを作らないのか」というのが当然の疑問で、妊活で悩んでいる人がいるというのをあまり理解されていないという実感がありました。

街で赤ちゃんを見るのが辛くなる

街でベビーカーを押しながら歩いている人々が非常に眩しく見えました。

「私たちはあれを一度も経験することができないのか」と悲しい気持ちになることも。

「どうして私には赤ちゃんが来てくれないの?」と何回も夫に八つ当たりしてよく泣いていました。

「子どもを持つことが幸せの全てではない」

そうは分かっていてもなかなか授からないとなるとどうしても欲しくなる。そんな葛藤の日々でした。

余計な情報をシャットアウトする

SNSで有名人や友人、見知らぬ人の妊娠・出産報告など、望んでもいないのに勝手に目に入ってくるのが現代。

このままではメンタルが持たないと思い、Instagramはスマホからアンインストール。

Twitter(X)も見たくないアカウントはどんどんミュートして、表示したくないワードも設定して自分ができるだけ快適に過ごせるように努力しました。

本当に子どもが欲しいのかわからなくなる

頻繁な病院通い、全くゴールが見えない状況に嫌気がさして「本当に子どもが欲しいのか」と思うように。

夫婦ふたりと愛猫との暮らしはとても幸せだし、たくさん旅行したり、ペットを新しく迎えたり…などなど子どもがいない将来についても夫婦で話すように。

しかし最終的には「出産できない年齢になったときに後悔したくないから、今はできることをやる。」という意見で夫婦で結論を出しました。

どうして不妊治療を3年も続けられたのか

不妊治療の一番の心の支えになったのはやはり夫でした。

病院にはできるだけ付き添ってくれたし、気分転換に旅行に連れて行ってくれたり、外食に連れて行ってくれたり。

不安なこと、お互いに不妊治療についてどんな考えを持っているか(いつまで続けるかなど)、自分たちの将来について毎日のように数え切れないほど話し合いました。

3年も不妊治療をしていればメンタルはジェットコースターのように頑張れる時と辛い時の繰り返しでした。

途中までは食生活を整えてみたりお酒を控えてみたりしましたが、それも全て辞めました。

お酒は飲みたい時に飲む(とはいえ週1〜2程度)ジャンクフードなども食べたい時に食べるなど、どこか心のストッパーのようなものが外れてストレスが軽減されたのかもしれません。

何が悪かったのか、良かったのかはいまだにわかりませんが、私たちと同じ悩みに今直面している方に少しでも参考になれば幸いです。

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