こんにちはドイツ在住のぬこです。
今回はドイツで行った体外受精(IVF)の胚移植から判定までのことをまとめます!
採卵までの流れはこちらの記事でまとめています。
体外受精(IVF)の流れ
- D1病院へ行く/スケジュール確認
スケジュールの確認と処方箋の受取
- D2~自己注射開始
ドクターの指示通りに投薬する
- D81回目の超音波検査と採血
卵巣の状態をチェック
- D122回目の超音波検査と採血
卵巣の状態を再度チェック
- D13麻酔科医と面談
タイミングなどは病院による
- D15採卵
採卵後、黄体ホルモン剤の服用を開始
- D20胚盤胞移植
黄体ホルモン剤の服用を継続
- D29判定
血液検査にて判定
このスケジュールは私が実際に行ったもので、体調や卵巣の状況などによって多少の前後はあると思います。
胚培養からの胚盤胞移植
採卵結果は8個、そのうち6個が受精卵となりました。
その後、1個は胚盤胞になりあと2個は凍結保存され、胚盤胞移植は採卵から5日後に決まりました。
採卵直後からcyclogestを朝晩2回服薬しています。
移植作業はほんの数分で終わり、この日から葉酸を摂取することを指示されました。
ドクターから特に何も言われずあっさり帰されたので、受付で「何をしたらダメなの?」と聞いたところ
これらは避けた方がいいと言われました。
移植後の過ごし方
ネットでは移植後はあまり動かない方がいいという意見と、普通に動いても平気という意見が両方ありました。
どちらが正解かわかりませんが、病院で言われたことを参考にしながら私が移植後に心がけていたのはこちら。
- カフェインを摂らない
- 激しい運動をしない
- ウォーキングする
- 太陽光を浴びる
- 葉酸とビタミンDサプリを摂る
- アイスクリームを食べない
- 乳製品を食べない
- 辛いものを食べない
1日2〜3杯飲むほど大好きなコーヒーはデカフェに変更。
いつもなら毎週2〜3回ジムで筋トレをしていましたが、ウォーキングに変更しました。お天気がよく、体調がいい日は1日1万歩くらい歩いていました。
あとは妊活にビタミンDが大切という記事をいくつか見たので、日光を浴びたりサプリで補給しました。
そして私はお腹を壊しやすいので冷たいアイスクリーム、乳製品(チーズ以外)、辛いものは一切食べないようにしてました。
あとはできるだけネットで調べない!妊娠した人はどんな症状だったとか、ネットで調べだしたらキリがない…それがストレスになるのが嫌だったのであまり調べないようにしてました。自宅でのフライング検査も一切してません。
薬の副作用?移植後の体調の変化
普段から生理前には色々と体調の変化があるのですが、移植後に自覚症状のあった体調の変化はこんな感じです。
- 移植の3日後あたりに頭痛
- おりものが徐々に減る(判定日4日前くらいからはほぼなし)
- 胸の張り
- 下腹部の痛み
- 肌荒れ
- お腹の張り
- 全身のむくみ
- 酸っぱいものを好む
最後の症状は普段はあまり自覚がありませんでしたが、その他は生理前の症状とほぼ同じ。
ただお腹の張りがいつもより異常に強くて、皮膚がパンパンに張るレベル。洋服はきつくなるし、下腹部痛もあったので動くのがかなりしんどい状態でした。ピーク時は寝返りを打つのも辛かったです。もしかしたらOHSS(卵巣過剰刺激症候群)だったのかも。
あと酸っぱいものを無性に欲するようになったので、日本で買ってきた練り梅、ピクルス、ザワークラウト、酢の物などをたくさん食べてました。
これらの症状は薬の副作用なのかホルモンバランスの影響なのか原因不明でしたが、とにかく早く治まってほしいと思ってました。
判定日
移植から9日後、朝9時頃に病院へ行って採血。結果はその日のうちに電話で知らされます。
正直、いつもの生理前とあまり変わらない症状だったので95%くらいは諦めていました。
夫にも「今回は妊娠してないと思う」と言っていたし、これが終わったら大好きなコーヒーが飲める!アイスも食べたい!と楽しみにしていたくらいです。
そして午後3時半くらいに病院から電話があり、結果はなんと陽性。まさかでした。陽性が出たのが初めてなので実感がまったくありませんでした。私の反応があまりにもあっさりすぎて夫に笑われました。
原因不明で3年近く授かることができなかったのに、初めての体外受精で陽性という結果になりました。
IVF全体を通して1番辛かったのが自己注射。毎日2本やらなきゃいけないし、普通に痛い。自分ではできないので毎回夫に注射してもらってました。
ドイツ語も英語も不自由な中、クリニックの方はみんな優しく接してくれて本当に有難かったです。
ドイツでの不妊治療については他の記事でも書いているので参考になれば幸いです。
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