こんにちはドイツ在住のぬこです。
この記事では私がドイツで行った人工授精について実体験をもとにかかった費用などをまとめます。
その他の不妊治療については別の記事でまとめています。
ドイツでの人工授精における経済的支援
私たちは戸籍上「結婚」しており、お互いに公的健康保険に加入しています。
ドイツで人工授精を行う場合
- 結婚した夫婦であること
- 女性は25~40歳まで
- 男性は25~50歳まで
これらの条件を満たし、事前に承認を得た場合のみ治療費の50%を健康保険がカバーしてくれます。
私の健康保険では自然周期での人工授精は最高8回まで費用を負担してくれることになっていました。(ホルモン補充する場合は3回まで)
申請方法はドクターが書いた書類を健康保険会社に提出するという簡単な作業で、1週間ほどで申請から承認まで完了しました。
条件は加入する健康保険によって変わるかもしれないので事前に確認してください。
実際にいくらかかったのか
材料費 | €18,72 |
超音波検査(2回分) | €29,88 |
ホルモン検査(血液検査) | €9,50 |
複合治療 | €16,89 |
生殖医療措置 | €23,90 |
人工授精(ホルモン補充なし) | €12,41 |
その他事務手数料など | €0,86 |
薬代(排卵誘発剤) | €30,00 |
<合計> | €142,16 |
ドイツ語の請求書を日本語に訳してみたので表現が異なるかもしれませんが、1回の人工授精にかかった費用は€142,16でした。
これは毎回定額ではなく、状況に合わせて治療内容が変わるので多少の変動があります。
私たちの場合は薬代を除く治療費の半分が健康保険でカバーされたので、最終的な自己負担額は€86,08でした。
私は2回行いましたがホルモン補充を行わず自然周期で人工授精を行ったため、必要な薬は排卵誘発剤のみ。もしホルモン補充する場合は薬代が追加されます。
私の場合は病院から送られる請求書の時点で、すでに保険適用後の金額になっていました。なので一時的に多く支払ったり、払い戻しの手続きなどは不要でした!
これから不妊治療を行う方の参考になれば幸いです。
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