ドイツで確定申告をしたら想像以上にお金が返ってきたので、どのように申請していくら戻ってきたかを紹介します!
ドイツの確定申告の時期
ドイツで確定申告をする場合は毎年5月31日が締め切りだそうです。
いろいろと調べてみて事情にもよりますが、確定申告をした方が得!という意見が多かったので私たちもやってみました。
2月ごろから少しずつ準備を始めて、7月には還付金が振り込まれて無事に終了。
1度申請してからも、追加書類を要求されたり、処理されるまでの時間などを含めると数ヶ月はかかると思いますので余裕をもって手続きを進めてください。
どうやって確定申告するの?
紙の申請書を使って自力で手続きする、お金を払って税理士さんにやってもらうなど方法はいくつかあります。
私たちはオンラインで申告できるサービス「WISO」を使って自力で申告しました。
無料版もありますが、初めての確定申告ということもあり約30€の有料版を購入。
すべてドイツ語表記なので翻訳しながらの作業でした。(ドイツ語ができないので…)
給与や経費などの金額を入力するだけで還付金の自動計算や税務署への申告処理などもしてくれるので面倒な手間を省きたい人には良いサービスだと思います。
自動とはいえ、聞きなれない専門用語がたくさん出てくるし、資料もたくさん用意しないといけないので何度も心が折れそうになりました…
自力でやる方は、空いた時間に少しずつ進めていくのがおすすめです!
いくら戻ってきた?
最終的に戻ってきた金額はなんと約4,000€!
え、50万円も!?多すぎない!?と一瞬目を疑いましたよ。
WISOで見積もった金額はこのおよそ半分だったので、予想外すぎて返金されるまで信じられませんでした。
参考までになぜ還付されたのか要因を挙げてみます。
TAXクラスの変更
ドイツでは日本と同様に独身かどうか、扶養している家族がいるかどうかなどで税金の負担額が変わってきます。
私たちは年度の途中でTAXクラスを変えたため、会社から「TAXクラスの変更による差額は自分で確定申告して。」と言われたので、払いすぎていた税金が返金されています。
日本→ドイツにかかった経費
日本からドイツへの引っ越し費用も経費としてみなされるとのことで申告しました。
これはあくまで「仕事のための引っ越し」だったから認められたもので、自己都合による引っ越しは対象となるかはわかりません。
- 日本からドイツの航空券代
- 空港から家までのドイツ国内の交通費
- マンスリーマンションの宿泊費
- 家具、家電の購入にかかった費用
ドイツに行くための旅費・交通費、アパートが決まるまでの仮住まいとしていたマンスリーマンションの費用、最低限の生活をするための家具・家電の購入費などです。
細々しているように見えますがあくまで「ドイツで仕事をするためにかかった費用」というくくりで申告しています。
日本での収入も申告
税務署から「年度の途中にドイツに来てるけど、ドイツに来る前は日本で収入あった?」とレターが来ました。
ドイツに来る前は日本で仕事をしていたので、その収入も申告しました。
会社員の場合は給与以外の収入があればそれも申告しなければいけないそうです。
資料はまとめて保管しておきましょう!
確定申告には必ず証拠となる資料の提出を求められます。
航空券の領収書、マンスリーマンションの領収書、家具や家電の領収書、給与明細…とにかくあるだけの資料を出しました!
あちこちにバラバラに保管していると集めるのが大変なので、わかりやすいように保管しておくことをおすすめします。
返金はとてもスムーズ
すべて申告し終えると税務署からレターが届きます。
そこには還付金(または追徴額)が記載されているので、確定申告によっていくら戻ってくる(または支払う)のかがわかります。
レターが届いてからおよそ3日ほどで銀行口座に入金されました!とてもスムーズで安心しました。
ドイツ語がわからなくても、税務の知識がほとんどなくてもオンラインサービスの力を借りてなんとか自力で確定申告ができました!
オンラインで申請しても最終的には税務署の方がチェックして、間違いや不足しているところを指摘してくれます。
以上、ドイツでの確定申告レポートでした!
コメント