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【2024年最新版】ドイツで不妊治療・体外受精(IVF)にかかった費用はいくら?Kinderwunsch

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この記事では私がドイツで行った体外受精(IVF)にかかった費用などをまとめます。

その他の不妊治療については別の記事でまとめています。

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ドイツで体外受精を始める前に

ドイツで体外受精を保険適用にするためには、治療を開始する前に健康保険会社から承認を得なければいけません。私の場合、必要書類は病院で発行してくれて、それを保険会社に送るだけでした。

また州によっては治療費を一部負担してくれることもあり、それも事前の承認が必要です。州によって申請方法が違うので事前に調べておきましょう。

ドイツでの体外受精における経済的支援

ドイツで体外受精を行う場合

  • 結婚した夫婦であること
  • 女性は25~40歳まで
  • 男性は25~50歳まで

これらの条件を満たし、事前に承認を得た場合のみ治療費の50%(場合によっては最大75%まで)を健康保険がカバーしてくれます。IVFは最高3回まで費用を負担してくれることになっていました。

条件や費用負担率は加入する健康保険によって変わるかもしれないので事前に確認してください。

IVFの1サイクルにかかった費用

薬代

薬名費用(€)
Bemfola383,52
GANIRELIX19,02
GANIRAN130,04
Ovitrelle30,01
cyclogest51,47
合計614,06€

薬代は保険適用になったものとならなかったものが混在していて、合計は614,06€。

ドクターが出してくれた処方箋通りに買っただけですが、1サイクルだけでも結構費用がかかりました。

IVF治療にかかった費用

項目費用(€)
IVF治療費237,72
採卵43,68
培養654,94
生殖医療費24,82
麻酔前の問診15,76
採卵時の麻酔費用119,10
麻酔後のモニタリング52,98
胚移植費用154,42
その他もろもろの費用85,20
保険適用外のもろもろの費用48,60
合計1.437,22€

この金額は保険適用前のもので、健康保険による50%負担の後の金額は742,91€でした。

凍結費用(保険適用外)

受精卵が複数できたら凍結して保存しておくのが一般的なようです。

確かに採卵をまたやり直すとなると自己注射から始まり、採卵のための手術もあるので体への負担が大きい。

しかしその凍結費用は健康保険が適用されません

私の病院では凍結の契約をする場合、基本的には1年契約。その後、契約を更新しなければ自動的に終了となります。

私たちが支払った凍結費用(1年間/2個分)は674,60€でした。

州からの返金

事前に州からの経済的サポートを受けられるように手続きをしていたので、治療後に請求書や領収書を提出したところお金が戻ってきました。

計算方法などの詳しいことはわかりませんが437,31€が戻ってきました。

健康保険会社からの追加返金

保険会社からの書類には「最大75%までの費用を負担する」と書いてあったので、ダメもとで追加請求を行ったところお金が戻ってきました!

自己負担で払った薬代など、もろもろの返金で659,19€が戻ってきました。かなり大きい金額です。

最終的な自己負担

体外受精にかかった費用は260,47€でした。完全自己負担の凍結費用を含めると合計935,07€です。

私たちは可能な限りの経済的サポートを活用できたのではないかと思っています。

不妊治療中はメンタルの状態も不安定で書類仕事や手続きがかなり面倒に感じましたが、十分なサポートを受けることができて心の負担がかなり軽減されました。

治療内容や健康保険会社によっては内容は変わると思いますが、ひとつの参考になれば幸いです。

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