こんにちは!ドイツ在住のぬこです。
今回はドイツ語の語学学校についての記事です。
重い腰を上げてようやく語学学校に通う決意をしたので、申し込みの流れをこの記事でまとめます!
インテグレーションコースとは?
ドイツに住む外国人など、ドイツ語の知識が少ない人向けの語学コース。
ドイツで日常生活を送るために必要なドイツ語が身に付くものです。
語学コースとオリエンテーションコースで構成されて、B1レベルまでのドイツ語を学ぶことができます。
インテグレーションコースの最大の特徴は、特定の条件を満たし連邦移民・難民局からの許可を得れば通常の受講料よりも安価(場合によっては無料)で受講できること。
ドイツが国の政策として提供しているコースなので、受講料の一部を国が負担してくれるそうです。
インテグレーションコースのカリキュラム
600授業時間の語学講習と100授業時間のオリエンテーションの合計700時間のカリキュラム。
語学講習は100時間ずつ段階的に区切られていて、最初の300時間は基礎講座(A1、A2)次の300時間が上級講座(B1)です。
コースを受講する前にレベルテストがあります。
以前に語学学校に通っていた場合はその実績を引き継ぐことが可能。必ずしも700時間みっちり受ける必要はないそうです。
またオリエンテーションではドイツの文化や歴史などを学ぶもので、ドイツ生活に馴染むためのトピックを扱います。
インテグレーションコースの費用
1授業時間につき、2.20ユーロです(2022年3月時点)。
カリキュラムは全部で700時間なので2.20ユーロ×700時間でトータル1,540 ユーロ。
このうちの半額(または全額)を国が負担してくれます。
普通に700時間の語学コースを受けようとするとかなり高額になってしまうので、ドイツ語を学び始めたい人にとってインテグレーションコースはありがたい存在だと思います。
ちなみに受講料は値上げ傾向にあるので(以前は1.95ユーロ)早めに申し込んだ方がお得なのかもしれません。
インテグレーションコースへの申し込み方法
すべての外国人がこのコースを受講できるわけではなく、連邦移民・難民局からの許可を得なければいけません。
インテグレーションコースに申し込むためには、 まずは 連邦移民・難民局から許可証を取得します。
私が知る限りの取得方法は3パターン
- 連邦移民・難民局へ行って申し込む
- 申請書を連邦移民・難民局へ郵送する
- オンラインで申し込む
私は近所の語学学校へ行って「インテグレーションコースを受けたいんだけど…」と聞いてみたところ「2.申請書を連邦移民・難民局へ郵送する」方法を教えてもらったのでその通りに進めました。
申請書を連邦移民・難民局へ郵送する
申し込みに必要な書類はこちら。
- 申請書
- パスポートのコピー
- IDカードのコピー
申請書はBAMFのホームページからダウンロードしました。
VISAの種類などにより添付書類が少し違うので、申請書の案内通りに用意してください。
参考:BAMF申請書
連邦移民・難民局から許可証が届く
郵送してから1週間ほどで返信が来ました!思ったより早く届いて安心しました。
語学学校を選ぶ
BAMFから来た許可証には語学学校のリストも同封されていました。
全ての語学学校がインテグレーションコースをやっているわけではありません。
学校によって時期がバラバラなのでしっかり調べましょう。
語学学校へ申し込む
BAMFからもらった許可証を持って語学学校に行きます。
私は事前に語学学校に連絡して予約を取りました。
インテグレーションコースに申し込むためにはBAMFからの許可証を語学学校に提出しなければいけません。
私は申し込みの当日に、レベル分けテスト(筆記・インタビュー)も受けました。
その場ですぐにどのレベルから始めるか教えてくれて、すべての申し込みが完了しました!
受講料の支払い
国が受講料を半分負担してくれるというのは、あくまで最後の修了テストが終わってからです。
コースが終わるまではいったん自分で支払わなければいけません。
私の場合は100時間ずつ(220€)、それぞれの期限までに支払うように指示されました。
また受講料とは別にテキスト代がかかります。こちらは完全に自己負担。
語学学校からテキストが指定されるので、オンラインや本屋さんなどで購入します。
こんな感じの流れであっという間にコースがスタート!
コースの雰囲気などはまた別の記事で書こうと思います!
大まかな流れは以上ですが、地域や語学学校によって少し違う部分もあると思うのでドイツ移民・難民局の最新情報をチェックしてください!
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