こんにちはぬこです。
ドイツ生活で日本と大きく違うなと感じることのひとつとして「洗濯事情」を思い浮かべる方が多いのではないのでしょうか?
ドラックストアに行くとたくさんの洗剤…
いったいどれを買えばいいの?
そこで今回はドイツの洗濯用洗剤の使い方・洗濯機の使用方法を紹介していきます。
ドイツの洗濯で必要なもの
- 洗剤
- 柔軟剤
- カルキ除去剤
この3つは最低限必要です。
さらに洗濯物の生地や特徴などに合わせてアイテムを追加していきます。
- 生地の特徴に合わせた洗剤
- 色移り防止シート
- 除菌剤
洗剤の選び方
ドイツの洗濯洗剤にはいくつか種類があり、用途に合わせて使い分けます。
洗剤のタイプ
- 粉
- 液体
- ジェルボール
日本の洗剤と同じく3つのタイプがあります。
洗浄力は粉洗剤が一番高いと聞いたことがありますが、使いにくさと溶け残りの心配があるので我が家では使っていません。
またジェルボールは洗濯機にポンっと入れるだけなのでとても便利でしたが、こちらも溶け残るときがありそれ以来、使うのを辞めました。
なので私のおすすめは液体洗剤です。
白物用洗剤(Vollwaschmittel)
白い物を洗うときに使います。
漂白剤が入ってるので、色ごとに分けて洗濯している方は必要なアイテムです。
色物用洗剤(Colorwaschmittel)
色物を洗うときに使います。
漂白剤などが含まれていないので色落ちを防いでくれます。
我が家は白い洋服が少ないので、色物用洗剤を使ってすべての洗濯を済ませています。
黒物用(Schwarz)
黒やネイビーなど暗い色の洋服を洗うときに使います。
色褪せを防いでくれるような気もしましたが、使用頻度が低かったため結局は色物用洗剤で洗うようになりました。
暗い色の洋服をたくさんお持ちの方にはおすすめです。
おしゃれ着用洗剤(Feinwaschmittel)
洋服のダメージをできる限り最小限にしたい時に使います。
デリケートな繊維でできているお洋服などはこれを使ったほうが傷みにくく、型崩れなども防いでくれます。
柔軟剤の選び方(Weichspüler)
いくつかのメーカーのものを使いましたが、残念ながらドイツは硬水なので日本のようにふわふわの状態を保つことは難しいです。
でも使わないとガッサガサになるので使うことをおすすめします。
どのメーカーを使ってもあまり違いを感じられなかったので、値段や香りで選んでみてください。
カルキ除去剤の選び方(Wasserenthärter)
カルキ除去は洗濯物の汚れを落としやすくしたり、洗濯機自体も傷まないようにしてくれるので必ず使いましょう。
- 粉末
- タブレット
- 液体
3タイプとも同じ働きをするので好みで選んでください。
私はタブレットと液体を使いましたが、一番使いやすい液体に落ち着きました。
色移り防止シート(Farb- & Schmutzfangtücher)
色物を洗うときに使います。
このシートが色を吸収してくれるため、他の洗濯物に色移りしてしまうのを防げます。
色落ちしやすい濃い色や新品の洋服を洗うときはこれを使うと便利です。
除菌剤(Hygiene-Spüler)
除菌効果があるので生乾きの臭いやウイルスなどが気になる…というときに役に立ちます。洗濯槽を清潔に保つという働きもあるそうです。
私は細菌性の皮膚炎になったときにお医者さんに除菌剤の使用を勧められたので効果があると思います。
洗濯機の使い方
洗濯機の種類やメーカーによって表記は異なりますが、我が家の洗濯機を例にして紹介します。
洗剤を入れる
洗濯物を洗濯機に入れたら洗剤を入れましょう。
洗剤を入れる場所は3ヶ所あります。
Ⅰ:予洗い用の洗剤
*:柔軟剤、除菌剤
Ⅱ:洗剤、カルキ除去剤
予洗い機能はほとんど使いませんが、汚れがひどい時や洗濯物の量が多い時に使うことがあります。
コースを選ぶ
ドイツの洗濯機にはコースがたくさんあるので用途に合わせて選びましょう。
Baumwolle:綿素材を洗う
Express15min:お急ぎ15分
Schnell45min:お急ぎ45分
Öko60min:エコモード60分
Spülen/Schleudern:すすぎ/脱水
Schleudern:脱水
Abpumpen:排水
Wolle:ウール素材を洗う
Feinwäsche:おしゃれ着洗濯
Misch-programm:白物、色物を洗う
Synthetik:合成繊維を洗う
Sportprogramm:スポーツ用品を洗う
Baby-Wäsche :ベビー用品を洗う
多すぎで迷いますがコースによっては2時間以上かかるものもあり、そんなに待てないのでÖko60minやMisch-programmなどの時間が短いものを選ぶようにしています。
温度・回転数を選ぶ
ドイツの洗濯機は水温や脱水の回転数を選べます。これは便利な機能ですよね。
TEMP:温度設定
SCHLEUDERN:脱水の回転数
コースによってはこれらの設定が決まっていることもありますが、自分で調節できるコースもあります。30~40℃で洗うと汚れも落ちて洗濯物へのダメージも少ない印象です。
水温が高すぎたり回転数が多すぎると洋服が縮んだり傷んだりしてしまうので、素材を考慮して決めましょう。
オプションを選ぶ
Vorwäsche:予洗い
Extraspülen:すすぎの追加
予洗いをするときは予洗い用に洗剤を入れることを忘れないようにしましょう。
スタート
すべての設定が終わったら洗濯をスタートします。
1時間ほどで終わるコースにしていますが、それでも日本の洗濯機に比べると長いなという印象です。
洗濯が終わったら
洗濯機を清潔に保つために3つのことをします。
- 扉を開けて洗濯槽を乾かす
- 洗剤投入部分を取り外して乾かす
- 洗濯機のゴムパッキン部分に溜まった水分をふき取り乾かす
洗濯機にカビが生えないように使い終わった後は乾かすことが大切です。
特にゴムパッキンの部分が劣化してしまうと修理代が高くつくそうなので…しっかり乾かしましょう。
ドイツの洗濯事情
ドイツに住み始めた当初は、洗濯機の使い方や洗剤の選び方がよくわからず…
白いものがグレーになってしまったり、色移りしたり、仕上がりがガッサガサになったり…お気に入りのお洋服をダメにしてしまったこともありました。
でも使い方に慣れてくればストレスを感じることも少なくなったので、少しでも誰かの参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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