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【経験談】ドイツで不妊治療/体外受精(IVF)採卵までの流れ・採卵結果〜Kinderwunsch~

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こんにちはドイツ在住のぬこです。

この記事ではドイツの不妊治療クリニックでの体外受精(IVF)についてまとめます!

不妊治療についての他の記事はこちらから読めます。

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採卵までの流れ

体外受精・採卵までの流れ
  • D1
    病院へ行く/スケジュール確認

    スケジュールの確認と処方箋の受取

  • D2~
    自己注射開始

    ドクターの指示通りに投薬する

  • D8
    1回目の超音波検査と採血

    卵巣の状態をチェック

  • D12
    2回目の超音波検査と採血

    卵巣の状態を再度チェック

  • D13
    麻酔科医と面談

    タイミングなどは病院による

  • D15
    採卵

    採卵後、黄体ホルモン剤の服用を開始

病院によって多少の違いはあると思いますが、大まかな流れは上記のとおりです。

体外受精は投薬、通院スケジュールを守らないといけないので、事前にドクターにちゃんと確認しておきましょう。

1日目

生理が始まったらクリニックに連絡をしてアポイントを取ります。

体外受精の流れを説明してもらったり、必要な処方箋をもらったりするための予約です。

もし体外受精を始める時期が決まっているのなら、それに合わせて事前に処方箋をもらっておくことも可能です。

2日目~ 自己注射開始

生理2日目から薬の使用を開始。

卵子の発育を促す作用があるらしいです。注射タイプで毎日夜に使用します。

6日目~ 自己注射の追加

上記の注射に加えて、朝にGANIRELIXの使用を始めます。

早期に排卵しないようにホルモンを調節する注射みたいです。

こちらは毎朝同じ時間に注射するようにドクターから指示されました。

この2つを服薬し始めてから副作用なのかお腹がゆるくなり毎日辛かったです…何を食べてもダメ。毎食後にトイレに駆け込んでるくらいひどかったです。

8日目 超音波検査と採血

ここで一度病院に行って超音波検査と採血をしました。

まだ卵子はそこまで大きくなっておらず、経過観察程度。

引き続き毎朝晩の注射を継続するように指示されました。

12日目 2回目の経過観察

再び超音波検査と採血。

排卵が近いため卵子の大きさや個数などを入念にチェック。個数も大きさも順調でした。

ここで注射を追加で処方され、Bemfolaは12日目の夜まで、GANIRELIXは13日目の朝まで継続するよう指示されました。

13日目 麻酔科へ行く

採卵する前に麻酔科医と面談します。

採卵当日は麻酔を使用するので、基礎疾患に関する問診や採卵当日の流れなどの説明を受けました。

そして夜にOvitrelleの注射をしました。これは卵胞を成熟させるものらしく採卵の36時間前に服薬するという時間指定がありました。

そして採卵に向けて採卵前日の24時以降は飲食禁止です。

15日目 採卵当日

いよいよ採卵の日。

朝は水、お茶、ブラックコーヒー、フレッシュジュースを飲むのはOKと言われたので、お湯とコーヒーを1杯飲んで家を出ました。

受付で術後に食べるものは持っているか確認されました。私はあまり食欲はないだろうと思いお湯とお菓子を少し持っていきました。

着いてすぐ手術着に着替えて待機部屋に通されました。そこには私以外にもう一人いました。

リクライニングチェアに座りながら待機している間に点滴を付けられます。(中身は何だったのかよく理解できず…)

先日の麻酔科医との面談では隣の方とはカーテンで仕切られていると説明を受けましたが、実際はずっとオープンのままでした。

先に隣の方から採卵が始まり、手術を終えて戻ってくると号泣していて…ちょっと心配になってきました。

手術室へ入ると酸素マスクを付けられ呼吸しているうちに麻酔が効いてきました。笑気麻酔なので痛みはなし。

全身麻酔でしたがずっとぼんやりと意識があり、ドクターの声や周りの音なども聞こえました。もしかすると私は麻酔の効きが悪かったかもしれません。

採卵中、私は少し痛みを感じましたが数分で手術は終了。看護士さんに支えられながら待機室まで歩いて戻りました。

再びリクライニングチェアに座って少し休んでいましたが、麻酔の副作用なのか車酔いのような気持ち悪さが…

もう一人の方は無事に回復してさっさと着替えを済ませていましたが、私は気持ち悪さと下腹部の痛みで動けず40分くらい座ってたと思います。看護士さんが常に近くにいて、ブドウ糖とお水をくれました。

少し回復してから着替えを済ませてドクターから手術のフィードバックを受け、通常の待合室に移動。術後、最低2時間は病院内で待機するというルールでした。飲食も自由にできました。

術後2時間以上経ってから最後に麻酔科医と面会し、術後の注意事項などの説明を受けて夫の付き添いのもと帰宅しました。

この日の夜から判定日までホルモン剤cyclogestの使用を開始します。

採卵後の体調

麻酔後の気持ち悪さは帰宅してからも続き、トータルで5時間くらいは続きました…気分が良くなってから急にお腹が空いてきて、パンやお菓子やフルーツなど食べやすいものでとりあえずお腹を満たしました。

また術後は生理のようにまとまった量の出血がありましたが、翌日にはほぼ止まりました。

私の場合、下腹部痛がけっこう辛くて…ドクターに「辛かったら鎮痛剤(アスピリン系はNG)を飲んでも構わないよ」と言われたのでパラセタモールを1回だけ飲みました。術後3日目にはほぼ完治。

採卵結果

今回採卵できたのは8個。そのうち受精したのは6個でした。

受精率75%なので平均的な結果(平均は70~80%)だったと思います。

原因不明の不妊なのでもしかして受精障害では…という疑いもありましたが、そうではなさそうだったので一安心。

この後さらに受精卵の経過観察の後に移植日が決まります。移植以降は別の記事でまとめます。

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